中国映画の歴史

中国映画の歴史は、1905年に製作された「定軍山」という京劇を記録したドキュメンタリー映画から始まります。1920年代になるとアメリカ合衆国の技術者が中国にわたり、中国でも映画技術を持つ人たちが育成されていきました。それに伴ってそれから以後20年にわたってアメリカ映画の影響が見受けられることになります。
1930年代に入ると革新的、もしくは左翼的と呼ばれる映画が増えてきます。この時期は中国共産党と中国国民党が勢力争いを大手の映画スタジオを支配することで繰り広げており、その影響が映画自体にも現れているといえます。

1945年の第二次世界大戦終結後も中国の映画業界は発展を続けました。1947年に制作された「春の河、東へ流る」などがこの時期の代表的な作品とされていて、日中戦争に立ち向かう一般の中国国民の戦いを描いた映画です。1949年に共産党が支配権を確立すると、政府は大衆向けの芸術作品としてだけでなく、プロパガンダとして映画を使うようになっていきます。